失業手当給付中に受けられる「職業訓練制度」については、制度自体をよくわからぬまま受給期間が終わってしまいました。
失業給付で損がないよう、事前にいろいろ制度を調べていましたが、職業訓練については正直不勉強でした。
最初にハローワークに出向いた際に、置いてあったチラシを見て、担当係官に制度の概要を聞きましたが、自分が受けたい講座があるかわからないことや費用の持ち出しが分かったことから、制度の利用については前向きに考えませんでした。
そうこうしているうちに、失業給付の受給期間が終わってしまったということです。
改めてこの制度について調べてみましたが、利用にはメリットとデメリットがあります。
科目は「情報処理、自動車整備、木工、造園、介護」などです。また、受講期間は概ね3月から2年ということなので、内容に興味があり、さらに時間もある人向けの話です。
制度の内容については、すでに詳しいサイトがあるので、メリットとデメリットについて絞って書き出しました。
公共職業訓練のメリット
メリットは、手当の受給、訓練費用の補助を受けられる点です。
手当の受給期間が延びる
この訓練を受ける最大のメリットは、失業手当の受給期間が延長されることです。
たとえば、手当の日額が8,000円、150日間受け取れる人の受給総額は、
8,000円×150日=1,200,000円 ですが
受給期間を100日残す代わりに180日の公共職業訓練を受講すると
8,000円×(150-100+180)=1,840,000円 もらえることになります。
さまざまな「手当」をもらえる
受講手当
1日500円(上限20,000円)を受け取れます。
通所手当
訓練施設までの交通費(最大42,500円)を受け取れます
寄宿手当
訓練受講のため、家族と別居する場合
公共職業訓練のデメリット
試験や受講地の制約などがあり、必ず受講できるわけではない
受けたい講座が、家の近くで行われているとは限りません。受講内容によっては、年齢制限などもあります。寄宿手当が出るとはいえ、遠方まで出向いて受講することには、及び腰になります。また、難易度はわかりませんが、受講のためには試験があり面倒です。
カウンセリングの手続きなどが面倒
給付を受けて受講するので、ハローワークのカウンセリングを定期的に受ける必要があります。このカウンセリングは、相当に手間を要するので、ストレスがかかると思われます。
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