胆力と準備が必要です
早期退職に限った話ではありませんが、退職後は次の働き方や生き方について、計画を立てて、失敗のないように慎重に事を運ぶのが定石です。
しかし、人生は何が起きるかはわかりません。突然、予期せぬハプニングに振り回されることがあります。
これから退職する方は、何があってもジタバタせず、臨機応変に軌道修正できる胆力と準備をしておく必要があります。
最低限の準備とは
臨機応変に軌道修正できる準備とは、次の2つです。
独立するうえで、最も多いパターンが個人事業主として、勤めていた会社と業務委託することではないかと思います。
退職にあたり、会社側との契約交渉をすることになります。
そして、退職を決意する際の最終決断は、会社側からいい返事をもらえたことではないかと思います。
しかし、この返事を鵜呑みに信じてはいけないのです。
何らかの逆風が吹き、突然話がなくなることがあるのです。
話がなくなる前に、退職届を出してしまっていると、もう引き返すことはできないのです。
要するに、この話が立ち消えになったとしても、他にやれることの目途を確保しておかなければならないのです。
あなたには、他にやれることがあるか
他にやれることと言っても、実際に何ができるかは、人によってよりけりです。
考えられるケースとしては、以下のようなものでしょうか。
これらのうち、上の3つは「自力」で何とかできるので、問題はありません。
しかし、「実家や親戚に仕事の目途がある」だけは、決してあてにしてはいけません。最初は、大丈夫そうなことを言われても、一緒に仕事をする段が近づくと、どんでん返しを喰らうことが往々にしてあるのです。
会社員の時代は、実家や親戚とは、程よい距離が空いた関係で付き合っていることが多く、人間関係のトラブルは起きにくいのです。
しかし、再就職の話を機に、突然距離を詰めていくと、お互いの粗が見えてきます。そこに、金銭上の利害などが絡んできますと、だんだんと関係に綻びが生じてくるものなのです。
最悪の場合、退職後の仕事がきっかけで、親戚縁者と疎遠になってしまうことがあります。
働かなくても生きていける人は別です
これまでの話は、退職後の第二の仕事探しを前提にしたことですので、あなたが仮にお金持ちで、もう働かなくても十分生活していけるのであれば、このようなことに悩む必要はありません。
金を原因としたトラブルに見舞われるリスクがない分、多少は穏やかな人生を歩んでいけると思います。もっとも、金では買えない「健康」には、注意して生きていかなければなりません。
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