一度きりの人生だから、早期退職した後に海外で仕事をしたいと憧れる人もいると思います。
そういった方にとって、ハワイは理想の地なのではないでしょうか。
江戸太郎
わしの時代に行ける海外は、中国・朝鮮だけだった
1.ハワイと日本の行き来ができるようになる
仕事の名目で、ハワイと日本を行き来できたらいいですよね。
なにしろ、交通費が「経費」となります。
そして、マイレージを貯めれば、別の地に旅行に出かけたり、ビジネスクラスにアップグレードすることも可能です。
現に、こうして生計を立てている人がいるのです。密かに憧れている人も、いるのではないでしょうか。
ハワイとの行き来で、障害になるものの一つが「VISA」です。
もっとも、ハワイで起業しても、観光ビザで行き来し、VISAの期限内に日本に戻ってくればいいのです。
普通のB-1ビザであれば90日、B-2ビザであれば180日滞在できます。
グリーンカードや、貿易駐在員VISA(E-1ビザ)、投資駐在員VISA(E-2ビザ)は、取得のハードルが高いため、あえて取得しない人もいます。これらの投資家VISA以外にも、自由にハワイと日本を行き来できるだけのVISAも存在します。
ビザの種類によっては、全世界での収入の報告義務が生じます。
あくまで、実情に合ったビザを取ればよいのです。
ハワイでビジネスを考える人は、好きな時に好きなだけハワイに滞在できる環境を作りたいと考えています。財産を作ったので人生の流れを変えたい、日本では行き詰まったので外国で違った道を探りたい、自分の健康と精神を大切にしながら生きていきたいという様々な動機があるようです。
2. 異文化に触れて、自分と家族の価値観を変える
いうまでもないことですが、ハワイには「ALOHA」という伝統的な価値観があります。
日本で生まれ育った私も、人間関係や自己の精神の持ち方などについて、大きく学ぶところがあります。ちなみに、ハワイ語で、“alo”は顔、“ha”は呼吸を意味します。
ハワイ州法(第5上7項5)では、アロハスピリットを以下のように定めています。
Aloha spirit is the coordination of mind and heart within each person. It brings each person to the self.
Each person must think and emote good feelings to others……
「アロハスピリット」とは人々の心と精神の調和である。そしてアロハスピリットは人々を自分自身に立ち返らせる。
人々は良い感情を考え、他者へ良い感情を表さねばならない。
また、ハワイはアメリカ合衆国です。「仕事より家庭を大切にする」といった、日本人にはない常識や価値観にふれ、自分自身に染み付いた固定観念を払拭することも、意義あることと思います。
3.海外進出のテストの地として最適
海外進出のテスト地として、ハワイは最適の場所です。
本当は、米国本土に行きたくても、言葉も商習慣も異なる地に、いきなり突撃することには、相当の勇気と覚悟が必要です。
特にオアフ島は日本人が多いので、たとえ、英語が苦手でも日本語でやりとりできる環境があります。
まず、ハワイに駐在員事務所や連絡事務所を作ってみて、しばらく試してみることもできます。
首尾よくハワイで黒字を出せる店を作った後に、次は米国本土に進出して、世界展開の布石を打つという人もいます。
江戸太郎
大日本帝国の軍隊も、結局ハワイまでしか辿り着けかったからな
海外での起業を通して、世界観や人生が変わると、その後の人生を大きく変える可能性があります。飛躍したい人や次のステージにチャレンジしたい人にとって、ハワイは最適の地といえます。
4.人との繋がりが増える
ハワイで起業する場合は、弁護士、会計士、不動産会社、現地の事業家たちとの交渉や連携が必須です。
インターネットがある時代でも、これらの人たちと深くかかわることは、さすがに難しいことだと思います。日本もいい国ですが、とどまり続けると蛸壺に陥りかねません。新たな人とのつながりで、自分自身をさらなる高みに導くこともありうると思います。
5.家族の将来やリスク分散を考える
自分の資産を日本国内だけにとどめないことは、資産の安全運用につながります。
また、家や拠点がハワイにあると、子供の留学のきっかけを作ったり、万が一のときの避難先としても役立つことがあります。
富裕層のアジアの人々は、子供たちを複数の国々に、分散して留学させています。子供の教育だけではなく、家族やポートフォリオのリスク分散を行っているからと考えられます。
ハワイ大学のキャンパスに出かけると、この自然豊かな地で勉強できたら…と、憧れを抱きます。子供さんたちが同様の考えを持つようでしたら、一度きりの人生なので、後悔のない選択をするためにも、ハワイに拠点作りや起業を考えてみるとよいと思います。
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