早期退職は、会社の人との付き合いが途絶える節目であります。
こと男と女の関係に絞って考えると、中高年という年齢においては、社内不倫の終焉を迎えることが一番場面想定されます。
恋愛の終わり
自分から関係を終わらせる
相手との距離が空くと、当然恋愛感情も薄れていきます。もし、感情に秋波が立ち、関係の継続が面倒だと感じているのであれば、終焉には絶好のチャンスです。
そして、もっとも大事なのが、自然消滅の形で関係を終わらせるということです。難易度が高いですが、相手から切らせるように仕向けるというのも、次善の策です。
無理に恋愛関係を切断すると、恨みを買うことになりかねないからです。
中国に「君子報仇、十年不晩」という諺があります。「君子は復讐を遂げるのに急ぐ必要はない」という意味です。
いったん恨みを買ったら最後、いつかは必ず報いを受けます。
恋愛関係の清算に限った話ではありません。自分が損する形の幕引きは、極力避けるのが善です。
相手から関係を切られる
これとは逆に、相手から関係を切られる場合があります。
往々にして、会社での関係においては、会社内での肩書や立場がその人の評価に影響しているものです。退職して、会社での肩書がなくなってしまうと、偉くない人には興味がないと言わんばかりに、とたんに関心を失ってしまうような人も中にはいます。
「あれほど好きなのに」などと情熱的だったものが、ちょっとしたきっかけで反転してしまうのですから、肩透かしを喰らう不条理を感じるのも無理はありません。
もし、相手がうわべだけの物の見方しかできないような人であれば、付き合いを続ける価値は低いと思われます。関係を切られたら、深追いせずにそれでおしまいにするのがよいでしょう。
一方、自分にはまだ未練がある場合は、難しい対応となります。追っても逃げられるだけだからです。相手のいうなりにしておいて、しばらく放置し、関係復活を模索するするのが、可能性は低くても一番スマートなやり方でしょうか。
ここで一番注意すべきなのが、ストーカーにならないことです。
退職後は時間があるので、つきまといに要する時間がたくさんあるからです。警察沙汰になると、元も子もなくなります。自分が損する立場に立ってはいけません。ストーカー扱いされると、関係は完全に断たれてしまいます。感情を抑え、理知的に行動しましょう。
年齢の関係から「不倫」が多いと思いますが、不倫ではない別れ話にもあてはまります。
繰り返しですが、自分から関係を強制終了させてはいけません。
登った山は、ゆっくり下りること!
新たな恋愛の始まり
退職後、交友関係が変わるので、新たな出会いのチャンスもあります。
そこで、素敵な人に巡り合うかもしれません。会社員のマインドではなくなった素の自分を気に入ってくれる人と出会えるのなら、こんなに幸せなことはありません。
もっとも、退職後に家にこもりがちな人は、早々他人と出合う機会は少ないでしょう。
最近は、SNSや出会い系サイトなどから人と繋がることもあります。出会い系サイトを利用したことがないので、深くコメントできませんが、利用者に聞くと、恋愛相手探しには便利だそうです。
恋愛でアドレナリンを分泌して、活力ある人生を送るのは素晴らしいことです。
恋愛には、異性愛ばかりではありません。同性愛もあります。
かつて、アメリカのドラマ「グレイス&フランキー」のように、互いの夫同士が同性婚してしまうといった仰天な展開の物語が、ふと頭をかすめました。
滅多にないストーリーですが、興味があったら一度見てください。
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