早期退職した後に、断捨離する

早期退職

早期退職に合わせて、心身一新しましょうという話です。

片付けの時間がたくさんできる

早期退職が決まると、有給を消化して退職される方も多いと思います。

もし、暇ができたなら、まず「身の回りの片づけ」を始めてみてください。

  • 次の人生に向けて、気分をリセットできる
  • 売れるものを現金化して、生活の足しにする

サラリーマン時代に染み付いた生活の惰性と決別して、気分と考えを一新する必要があります。そのために、まずは形から入るのに、整理片付けは最適な活動です。

やましたひでこさんの「断捨離」や、こんまりさんの「こんまりメソッド」を実践している人には、今更“釈迦に説法”ですが、これまで片付け嫌いだった私は、早期退職という局面に向かい、自ずと実践することとなりました。

  • 仕事や他人との関係性も見直すことができた
  • 自分軸をもっと大切にする生き方ができるようになった

と、やましたさんが言っていますが、早期退職者の自分のマインドセットにもっとも必要なことだと思います。

着られても、着なければ捨てる

サイズアウトしていない服、高価なブランド服は「まだ着られる」と思い、なかなか処分できないものです。
それでも、着る機会が減っているのは、「少し襟がよれてきた」「袖が少し短く思えてきた」といった違和感があったり、服の色合いが気分に合わなくなったなど、着ることにストレスを感じてきたからだと思います。

退職という生活環境の大きな変化で、これまでの服の着用の機会は一変します。

多くの人は、会社へ行くための服を着なくなり、逆にプライベートの衣服ばかりを着ることになります。
プライベートの服を着る機会が少なかった人は、服の数が足りなくなるかもしれません。

捨てることに抵抗があれば、リサイクルに出す

せっかく買ったもの、まだ着られるものを「捨ててしまう」ことには、抵抗があるものです。

最近は、リサイクルやリユースの取り組みに積極的な自治体があるので、調べて利用してみましょう。

たとえば、東京都世田谷区では、「エコプラザ用賀・リユース千歳台」で不用品の引き取りを行っています。

まだ、使える家電製品や雑貨などを引き取ってもらえます。この世田谷区の機関は、持ち込むには住民であることを提示する必要がありますが、自治体によっては条件が緩和されているところもありますので、問い合わせして確認してください。

また、町会・自治会単位で、古着や古布を回収することを行っているところもあります。同様に、東京都世田谷区では「古着・古布の回収情報」を周知しています。地区ごとに、年に数回回収を行っているので、スケジュールを確認して、効率的に不用品を持ち込みましょう。

参考まで、環境省ではリデュースの取組に積極的な自治体を調査して、公表しています。松山市、八王子市、広島市などが先進的に取り組んでいます。

江戸太郎
江戸太郎

八王子市は、古着・月二回

ブランド服は、安くても気にせずに売る

ブランド服は捨てずに、オークションで売るか、中古買取に持っていきましょう。

中古買取では、買値より相当安く買い叩かれますが、一気に処分できて、オークションのような売買の手間が少なく済むのが利点です。たとえ、着用機会の少ない服でも、生地は時間とともに経年劣化するため、思わぬ綻びや汚れなどがあるものです。

これに対して、オークションは、品物を欲しい人と直接売買ができるので、高い売値でさばけます。その一方、出品の手間がかかること、また売れるまで不用品が片付かないというデメリットがあります。すぐ売れそうな品物、高い値段が付きそうな品物はオークションに出し、それ以外は中古買取に持っていってもよいと思います。

ヤフオク、メルカリで売る

最近のヤフオクやメルカリを見ますと、洋服だけに限らず、ウイスキー空き瓶やiPhoneの空箱といった、一見「ゴミ扱い」されるようなものまで、値段がついて売れています。

愛好家や一部の筋の間で、何が必要とされているのかはわかりかねるところではありますが、想像も及ばないところにマーケットが存在します。隠れた需給を知らずに、値が付くものをポイと捨ててしまうと損した気分になりますが、少しでも気になったら、念のためオークションサイトで、売買の実績を確認してみるとよいでしょう。

なかには、レアなアイテムとして、思いがけない高額で落札されることもあるかもしれません。

洋服のオークションで気を付けたいのが、落札者とのトラブルです。

洋服は、穴やほつれが意外に多く、出品時に注意をしても、なかなか気づきにくいものです。また、中古品なので写真をみて判断してほしい、落札後はノークレームと注意喚起しても、落札者から予想をこえるコンディションの悪さだったと、苦情を受けるおそれがあります。

消費者庁がまとめた、インターネットオークションのデジタルプラットフォームでの「消費者トラブルの分析」によると、衣服のトラブルは第2位にランクインしています。また、フリマでのに関しては第1位です。

https://www.caa.go.jp/about_us/about/plans_and_status/digital_platform/pdf/consumer_system_cms101_200210_01.pdf

ノークレームノーリターンといっても、実際はあくまで安易に苦情を言わないでほしいという注意喚起に過ぎません。取り扱い商品に隠れた瑕疵があった場合は、返品・返金の上、落札者にお詫びをする対応が通例ではないでしょうか。

出品する衣服が古ければ古いほど、リスクは高くなるので、注意が必要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました