退職金の運用を考える

早期退職

銀行の普通預金口座に入れておくだけではもったいない

ご存じの通り、銀行の普通預金口座は超低金利なので大金を預けっぱなしにするのは、実にもったいない話です。
しかし、勤めを辞めてしまうと定期的な収入が途絶えますから、退職金全額を容易に引き出せないところに預けてしまうのも危険です。

利率が高く、容易に引き出せる都合の商品はないものでしょうか…

個人向け国債について

そこで、比較的引き出しやすい「個人向け国債」について条件をまとめてみました。

  • 1万円以上を年に2回利息を受け取ることができる。
  • 発行後、1年を経過すればいつでも売却可能。
  • 金利に0.05%の下限がある
江戸太郎
江戸太郎

0.05%は、普通預金の50倍だが、それにしても超低金利…

退職者専用定期での運用

退職日から一定期間以内という条件付きですが、退職者専用定期の利用を検討するのも一案です。

通常の定期預金よりも高い優遇金利が適用されるのが特長です。

この制度は、一部の銀行や信用金庫で展開されています。多いのは、関西以西の地銀です。全国に展開銀行でも、「三菱UFJ信託銀行」と「三井住友信託銀行」が実施しています。

適用金利は金融機関ごとに異なります。低い銀行でも預入期間3カ月で年利0.1%程度です。

この制度で、優遇金利の適用を受けるためには条件があります。「公的年金の受け取り口座に指定する」「営業エリア内の居住者や勤務者に限る」「最低〇〇〇万円以上」など、条件は銀行によってまちまちです。

ただし、退職者専用定期で高い金利の利息が受け取れるのは、最初の1回だけです。そこで、A銀行で最初に退職者専用定期を運用したら、次はB銀行に乗り換える…という作戦も可能です。

投資信託の活用

個人向け国債、退職者専用定期では利率が低い…と考える方も多いと思います。短期間で引き出す見込みがないのであれば、投資信託が、リスクの少ない運用法です。

もっとも、一度に全額オールインするのではなく、定期的に分散買いする「ドルコスト平均法」が安全です。

人気の投資信託はSBIのVシリーズ、eMAXIS slimのオールカントリーなどです。他にも手数料のかからないノーロードの商品があるので、分散投資してリスクを回避するとより効果的です。

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